理系のつぶやき

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【3分解説】インプット大全要約

最近大学の生協で話題になってるインプット大全という本があったので買ってみました。

 

タイトルの通り様々なインプット方法の載っている本で、自分は効率的な本の読み方と記憶に残りやすいインプットをメインに読んだので印象に残った部分の概要を書いていきたいと思います。

 

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インプット大全

https://www.amazon.co.jp/dp/B07SR28M94/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

 

目次

 

アウトプット前提で情報を吸収

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アウトプット:人に話すこと、セミナーを開く、発表会をする…

 

人に説明する前提などで調べものをすると心理的プレッシャーが働きます。

 

心理的プレッシャーがかかると脳内物質ノルアドレナリンの分泌が起こり集中力、記憶力、思考力、判断力が向上する研究結果があるみたいです。

 

常にだれかに説明できるように本を読んでおくと定着力が段違いになります。

 

必要な情報に絞る

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カクテルパーティー効果:自分の関心ごとに注意が向く

 ⇒騒がしいパーティー中でも自分の名前はなぜか聞こえるアレ

 

現代社会は情報が溢れかえっています。

そんな中で全ての情報を吸収しようとすると勿論パンクしてしまいます。

 

そこでカクテルパーティー効果が登場します。

 

自分の関心ごとを3つ以内に絞ることで膨大な情報の中から瞬時に取捨選択できます。

 

関心ごとを決めた後は、何を知りたいのか学びたいのかといった目的、目標を意識すると定着力がさらに上がるという内容でした。

 

喜怒哀楽を利用する

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みなさん1年前の今日、なにがあったか思い出せるでしょうか?

 

大抵の人が思い出せないと思います。

 

しかし楽しかった経験や悲しかった経験、例えばクリスマスとかでしたら思い出せる方が大半だと思います。

 

これには喜怒哀楽が関係していると言われています。

 

人の脳内は喜怒哀楽が強く関わったとき脳内物質が分泌され、それが記憶力に関係があるとされています。

例えば…

脳内物質

感情

実例

アドレナリン

恐怖 怒り

スカイダイビング直前

ノルアドレナリン

悲しみ 緊張 不安

偉い人との会話

ドーパミン

楽しい 嬉しい

友達との旅行

エルドルフィン

感謝 楽しい

受験合格の瞬間

オキシトシン

愛 親切

恋人との思い出

 

つまり喜怒哀楽をうまく使えば記憶力が向上するという内容でした。

量より質をとる

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ホームラン本:たくさんの気づきが得られる、人生が変わる…

三振本:内容が薄い、知りたい事が書いていない…

 

三振本をいくら読んでもホームラン本には敵いません。

 

つまり重要なのは量よりも質です。

 

そのためには有名な著名人が書いた本や、信頼できる上司、その界隈で有名な本を読むことが大事という内容でした。

 

 

 

ニュートラルに読む

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確証バイアス:自分の立てた仮説、仮定を肯定(支持)する情報に注意が向く

 

確証バイアスの裏を返すと自分と反対側の意見には注意が向かないという事になります。

 

そうなると知識に偏りが生じるためあくまで中立な立場で読もうという内容でした。

 

ではどのようにして確証バイアスを避けるのでしょうか。

 

それには『賛成派』、『反対派』、『中立派』それぞれの立場から意見を聞くのが有効です。

 

例えば…

テーマ:起業したい!

『賛成派』:起業に成功した人

『反対派』:起業に失敗した人

『中立派』:起業に関わりのない人(家族等…)

 

様々な立場の人から意見を貰うと情報に偏りが無くなりますね!といった内容でした。

 

効率よく読む

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パラパラ読み:全体像を把握してから部分にシフトしていく読み方

 

手順

  1. 自分がその本から得たいテーマを決める  
  2. 目次を見て、3つほどピックアップし読む
  3. 1ページ目から10-15分ほどかけて自分の知りたい事と全体像を把握
  4. 1ページ目からじっくりと読む

例えばビールの歴史について調べるとします。

  1. テーマ(ビールの歴史を学ぶ)を決定
  2. 目次を見ると関心事(起源、産業革命、普及)があったのでそこを読む
  3. 重要な内容を把握した上で1ページ目からぱらぱら読み
  4. 全体像を把握した上でじっくり読む

 

質問を前提に話を聞く

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質問が出来る状態というのは理解している部分と理解できていない部分の境界がはっきりしている状態です。

 

つまり質問を前提に話を聞くことでこれらの境界線をしっかり作ることが出来ます。

 

そしてその上でわからない部分を質問すれば、その部分も理解できる。一石二鳥ですね。

 

メモをとる

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メモを取ることでRAS(脳幹網様賦活体)が活性化し、注意力と集中力が高まります。

 

ただしメモの取り過ぎは集中力が低下するので注意が必要です。

 この時の黄金比率はインプット:アプトプット = 7:3

 

まとめ

  • 人に説明することを前提に本を読む
  • 必要な情報は常に3つ以内に絞る
  • 喜怒哀楽を使うと記憶力が上がる
  • 本選びにおいて量よりも質が大切
  • 中立の立場に立って本を読む
  • 本ははじめ全体を把握してその後に部分的にシフトして読む
  • 要点、重点はメモを取ろう